【新築実例】ニッチを付ける時に押さえておく基本的なこと

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ema男

手っ取り早く家をオシャレする方法があります!

そうです。ニッチです。何もない平らな壁だけだと寂しいのですが、ちょこっとニッチを付けるだけで、一気にオシャレになるのです。しかし、このニッチは、どこにでも付けることができません。家の構造上不可能な場所やサイズが限られてくるところがあります。

この記事は、こんな人にオススメです!
  • これから家を建てる予定の人
  • 二ッチを付けたい人
  • 少しでもオシャレな家を建てたい人

この記事では、ニッチを付けたいと考えている人のために、我が家の体験談を踏まえながら、ニッチを付ける条件について紹介します。我が家は、条件を知らずにニッチを付けようとしていました。結果、平面図では問題無かったのですが、大工工事が始まってサイズ縮小などで断念した場所が何箇所かあります。知っておくと、役立つ情報なので参考にお願いします。

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目次

ニッチって何?

大工工事で壁をくり抜いて、棚を付ける加工のことです。

昔からニッチ加工はあるのですが、最近では、照明を埋め込んだり、充電設備を備えたりとたくさんのアイデアがあります。インターネットで『ニッチ おしゃれ』などで検索するとたくさんのアイデアを見ることができます。

基本的な飾り棚ニッチ

もっともオーソドックスな飾り棚としてのニッチです。玄関や廊下、トイレ、リビングなどにアクセントして付けて貰うと一気にオシャレになります。ニッチの壁紙をタイルやエコカラットに変えたり、照明を取り付けると更にオシャレになります。

トイレの場合は、トイレットペーパーや芳香剤を置く用の棚としても使えます。

調味料ニッチ

機能性重視のニッチです。狭くなりがちのキッチンですが、常に使う調味料などをキッチンのニッチに保管することで、すぐ取り出せて、キッチンを広く使うことができます。壁があるような対面式のキッチンの人は一度検討してみるといいでしょう。

充電ニッチ

スマートフォンは、生活に欠かせないアイテムとなっており、毎日のように充電しますよね。ニッチにコンセントを取り付けることで、便利な充電ニッチになります。

リモコンニッチ

インナーフォンや給湯器などは、壁にそのまま取り付けますが、取り付ける壁を少し凹ますだけで、アクセントとなってオシャレになります。このニッチに照明スイッチやエアコンのリモコンなどを集約させることによって、定置化でき便利なニッチなります。

一条工務店では、オプションで機能的なリモコンニッチがあります。是非参考にしてみて下さい。

第12回 キッズデザイン賞 受賞~親子情報ステーション リモコンニッチsa~|ニュース&トピックス|性能を追求する住宅メーカー【一条工務店】 (ichijo.co.jp)

ニッチを造るときの注意点

壁をくぼますだけなのですが、どこにでも付けることができないのがニッチです。ニッチをするときの注意点を紹介します。

施工できない場所がある

ニッチを付けて貰ううえで、付けれない場所(やめた方がいい場所)があります。それは、外壁と接する壁(赤)です。

二ッチができない場所

外壁と接する壁には、家の断熱性能を上げるために重要な断熱材が入っています。ニッチを付けることで、壁をくぼませるため、断熱材を取り除かなくてはいけません。

発泡スチロールに穴を開けると、外気が入ってきて保温効果がなくなりますよね。

断熱材=発泡スチロールです。
穴を開けてしまっては、保温性能が急激に下がります。

断熱材が無くなった場所が原因で、部屋が結露したり、冷気や熱気が入り込んで大きく家の性能をさげてしまうので、外壁と接する場所はやめておきましょう。

施工できる場所(サイズ制限)

施工ができる場所でも条件があります。断熱材が入らないので基本的に二ッチを付けることができるのですが、家を守るために守らないといけない事があるので注意が必要です。

柱と筋交い

家の強度を上げるために木造建築では、大きな柱の間に”間柱”や”筋交い”が入っています。特に耐震強度を上げている住宅では、柱や筋交いがたくさん入ります。これらを加工してしまうと強度を保てなくなるため、避けてニッチを取り付ける必要があるのです。

二ッチが取り付けることができる壁

下の図で内壁部にあたる緑の部分は、二ッチを付けることができる場所です。

二ッチができる場所(緑線)

我が家は、玄関やキッチンにニッチを付けて貰う予定でした。しかし、平面図では問題無かったのですが、実際に耐震等級の設計をすると、強度を上げるために柱や筋交いが入ってしまって、大きなサイズのニッチが出来ず諦めました。

いざ、大工工事が始まってから『できません!』ってなることもあるので、間取りを決める際に注意しておきましょう。

施工できる場所(奥行制限)

我が家は、木造建築の在来工法です。壁の幅は、通常13センチで建築されます。この場合にできるニッチとしての奥行は、10センチ以内となります。

ニッチの反対面に階段などの特殊な加工の場所があれば、更に奥行に制限が生まれてしまいます。この場合は、ふかし加工をしたり、棚を付けて奥行を確保することが可能です。

10センチ以内しか取れないニッチですが、特殊な加工をすることによって、奥行を増やすことができます。しかし、いくつかの注意点もあります。

追加工事の注意点

  • ふかし工事は部屋が狭くなる
  • 棚付きにすると出幅が邪魔になる事も
  • どっちも費用アップ

特殊な加工工事をすると、住みやすさが下がる可能性もあるので、経験豊富な棟梁の意見も参考にしましょう。実際に、住み始めてからしか分からない事もありますが、棟梁の経験で辞めといた方がいい場合は、教えてくれたりもします。

オプション費用

最後にニッチはオシャレですが、無料ではありません。照明を付けたり、コンセントを付けるとグンと値上がりします。我が家が家づくりをする中で、どれだけ費用が必要なのかをまとめましたので参考にしてみて下さい。

スクロールできます
項目詳細オプション費用
スタンダードくぼませるだけ3,000円~10,000円
飾り棚付き棚付き5,000円~20,000円
充電ニッチコンセントと棚付き10,000円~30,000円
調味料キッチンボード加工25,000円~30,000円
照明付き照明で照らす40,000円~100,000円
アクセント付きタイルを貼る40,000円~100,000円
いろんな二ッチの施工費用

照明やタイル・エコカラットの場合は、貼る物の種類やサイズで値段が大きく変わってきます。できるだけ費用を抑えたい場合は、ニッチだけをして貰って、DIYでシール状のタイルを貼るということもできます。

おさらい

ニッチを付ける時の注意点を紹介させて頂きました。最後に今回のポイントをまとめておきます。

  • オプション費用が必要なので付け過ぎない事
  • 外壁と接する面はNG
  • 柱、筋交いを避けないといけないので、サイズ制限がある
  • タイルシートを貼ったりすると、オシャレでコスパが良い
  • 家が建った後に追加や無くすことができない。リフォーム工事になる。

今回のポイントを把握しておくことをお勧めします。もし、費用が気になる場合は、オプション費用を参考にしてみて下さい。

我が家のように大工工事が始まってから、ニッチで悩まないように注意を。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

2021年に工務店で家を建てました。子供3人の5人家族です。自分たちの経験から、これから家づくりをする人に有益となる情報を流していきます。
共感して貰えたり、家造りのご参考になれば幸いです。

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