どうも!ema男です。
一生に一度の家づくり。
注文住宅を検討していると、間取りの選択肢がたくさんあっては非常に悩みますよね。
どこかを優先したら、何かを犠牲にしないといけない。
広いリビングが欲しいな。パントリー、シューズクロークを採用したいな…
でもそこは、費用と魅力のバランスを見ないとダメだね。
理想ばかり求めていくと、どこかにしわ寄せがきます。
家の延床面積は、コストに直結しています。パントリーやシューズクロークを採用した場合にリビングが狭くなるなど、必ずしわ寄せはきます。
間取りを決める時は、このようなことになりがちです。
快適性を求めて、パントリーやシューズクロークを採用しました。
コストアップを避けるため、限られた坪数で間取りを検討して、結果的にボックス型の中央階段を採用しています。
- コの字ボックス型中央階段は、実際暗いのか?
- 新築時に採用することをオススメする採光対策
- 我が家が中央階段を選んだ理由
吹き抜けやリビング階段を採用することで、採光の対策が可能です。 しかし、吹き抜けやリビング階段にもデメリットがあります。我が家の場合は、デメリットを考え廊下に配置するボックス型中央階段を採用しました。
中央階段は暗いって言うけど採用しても大丈夫だろうか。
新居に引っ越しするまでは、階段の明るさが心配でした。しかし、 実際に住んでみて問題無く、採用したことを後悔はしていません。 この記事では、我が家の階段の明るさと採光への対策を紹介します。
この記事では、我が家の階段の明るさと採光への対策を紹介します。
我が家の間取り
我が家は、家の中央に階段が配置されており、四方を壁に囲まれたコの字型のボックス階段です。
動線優先で中央階段を採用していた為、設計時から階段の明るさについては懸念していました。我が家の間取り上で採光を期待できる場所は、内玄関と2階廊下の窓ぐらいです。
明るさレポート【中央階段実際どうなのか】
採光が難しい中央階段。本当に暗くないのか気になりますよね
我が家の階段の明るさをレポートします。
今回は、以下の状態で比較してみました。
- 通常時(何もしない、何時もの我が家の状態)
- 採光無し(カーテンやドアを全閉め)
- 採光有り(できる限りの採光をした状態)
1.通常時の明るさ
2階廊下からの光を取り込むことが可能なため、平常時の明るさ的には問題ありません。電気を付けなくても大丈夫な明るさです。特に採光を意識してなかったらこのような状態の階段になります。
2.採光箇所を全て遮断した明るさ
2階の部屋のドアやカーテンなどを閉めて完全に暗くした状態です。建具の隙間から漏れている光のみを取り込んだ状態です。さすがにこの状態は暗いです。階段に隣接した窓がないため、真っ暗になります。状況によっては、日常生活でこのような真っ暗な状態が発生する可能性はあります。
3.採光を意識した明るさ
全ての場所からの採光を意識した状態です。思ったより光を取り込めています。1階はリビングからの光。2階は、廊下の窓や子供部屋、洗面室からの光が届いていました。
考察
コの字型のボックス中央階段は暗いという懸念があります。しかし、今回の検証で日常生活においては、問題無い明るさということが分かりました。
しかし、リビング階段や窓に隣接している階段に比べると格段に暗いです。状況によっては、採光無しの状態になる可能性も理解しておきましょう。
今回の検証で分かったこと
- 中央階段でも明るさは問題ない
- ただし、夕方に電気を付ける時間が少し早くなる
- 日中でもカーテンなどを開け忘れると照明が必要になる
ボックス型中央階段のメリット
中央階段の採光が問題無いことが分かりました。次に我が家がボックス型の中央階段を決めた理由をとしてメリットを紹介します。
コストダウン
建築費コストダウンを行う中で廊下の存在は重要になってきます。廊下の面積が多い(長い)とその分延床面積が大きくなります。 廊下を造った場合に施主が選択を迫られるのは、
- 廊下を造るために、部屋を小さくするのか
- 部屋の大きさを変えない為に、家を大きくするのか
間取りを決める上で、階段の位置は重要です。廊下を造るかで建築コストに大きくかかわってきます。階段を付けたせいで部屋が小さくなるとか嫌ですよね。
今回のように 家の中心に階段を設置した場合は、階段を中心に各部屋に移動するようになるので、
廊下の面積が減らせ、コストダウンに直結します。
リビング空調の無駄をなくせる
リビング階段でも廊下を減らすことができるメリットがあります。 しかし、リビング階段を採用した場合は、エアコンの対象エリアが増えてしまうため、エアコンの無駄が生じます。
リビングが18帖だったとしても、階段や2階廊下、吹き抜けなどの高さの分も考慮しないといけません。
これらに対応するためには、全館空調や階段に扉を付けてエアコンの空気が逃げないようにする必要があります。
プライバシー問題
リビング階段を採用することにより、2階に上がる場合でも必ずリビングを通るようになるので、
家族間のコミュニケーションが増えるメリットがあります。
実は!!
我が家の場合は、このプライバシー問題がメリットになりました。
子供の友達が来るたびにリビングを通るのって嫌でないですか?
身内以外に色んな部屋を見せたくないですよね。最低限のプライバシーは守りたいということで、我が家やリビング階段をやめています。
動線が良くなる
家の中央に階段があると、全ての部屋から最短距離で2階に上がれます。廊下を無駄に歩かなくていいというメリットがあります。
大きな家では、1階の階段の位置が重要になってきます。家の端にあると無駄な動線となり、2階に上がるのに無駄に歩かなくと行けなくてはいけません。
中央階段のデメリット
風水問題
家の中央に階段があるということは、家の中心が欠けた状態となり、家相では大凶相となります。中央階段は暗いため、落下の問題や耐震的な問題、火事の時に火が2階に登りやすい等の懸念があります。階段=吹き抜けとなるため、運気が逃げてしまうと言われてます。
あまり風水を気にしすぎて住みにくい家になったら意味がありませんので、運気アップアイテムを置くなど、ちょっとしたことで運気アップをしてみては如何でしょう。
採光問題
今回のメインテーマですが、採光窓が設置できない為、暗くなりがちです。
明るい階段を好む場合は、少しでも採光ができるように、間取りや採光対策の検討が必要となります。
コミュニケーションの機会が減る
メリットの方でプライバシーを守れると言いましたが、逆にコミュニケーションの機会が減る懸念もあります。玄関からリビングを経由しないで直接2階に上がれる間取りはこのような事象が起こります。
中央階段を採用する場合の採光対策
では、我が家のように中央階段を採用するようになった場合、採光対策として何をすればいいのでしょうか。詳しく紹介していきます。
採光対策で検討すること
- 2階の廊下は大きな採光窓を検討する
- アクセントとしてガラスブロックなどの採光窓を考える
- 手すりなど階段建具のスケルトン化を考える
- 2階の間取りで採光を考慮する
廊下には大きな採光窓を取り入れる
少しでも光を取り入れるために大きな採光窓を採用したいところです。我が家の採光対策は、北側廊下窓。南側ベランダの勝手口です。
階段から窓までの距離はありますが、採光窓が有るのと無いのでは、全然明るさが違います。
ガラスブロックを採用する
我が家は、リビングからの採光としてガラスブロックを取り入れました。
ネットでガラスブロックを購入して、大工さんに取り付けて貰うだけで、若干ですが光を取り入れることができます。尚且つ部屋のアクセントにもなります。
我が家は、ガラスブロックを採用し、若干ですが採光ができております。ガラスブロックがあるのとないのでは、明るさに違いが見られました。
ガラスブロックは採光対策だけではありません。付けた場所によってアクセントとなりますので、オシャレな感じに仕上がります。
通常であれば何も無い壁ですが、ガラスブロックがアクセントになっています。
階段をスケルトン化
光を遮断しているのは、階段の笠木です。アイアン手すりなど、オシャレな物に変えることによってスケルトン化ができ、光を確保できます。
我が家のようなコの字型ボックス階段の圧迫感もスケルトン化で改善できます。
間取り
我が家の事例でいいますと、子供部屋の入り口を階段手前に移動すると子供部屋からの光を取り込むことができます。
これから間取り検討の方は、2階の部屋のドアをどこにつけるのかで明るさが変わる場合もあるので、確認してみて下さい。
まとめ
我が家の事例を元に中央階段の明るさについて紹介しました。中央階段でも生活上の明るさに支障はありません。動線を最優先で考えた間取りにする場合は、中央階段も間取り候補に入ってきます。
中央階段の明るさが気になる方は、今回紹介した採光の対策を取り入れてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。