どうも!ema男です。
注文住宅の場合は、家の引き渡し予定日に近づくと『施主検査』というイベントがあります。
初めて家を建てる人にとっては、施主検査って何?完成見学みたいなもの?
って疑問を頂くものと思います。
住んでから不具合の修正をしたのでは、工事の予定がなかなか組めず、施主の方の負担も大きくなります。
できる限り家の引き渡し前に問題点は解決しておきたいですよね。
この記事では、施主検査で確認するポイントと、事前に準備しておくと検査がスムーズにいくアイテムを紹介します。
- 施主検査で重点的に見るところ
- スムーズに検査を進めるのに必要な道具
- 我が家の事例(指摘事項)
施主検査って何?
施主検査とは、家が完成して、要望通りにできているのかを施主自ら検査をすることです。トイレやキッチンなどの設備だけでなく、クロスや建具、間取り、電気設備、外壁など家の全ての物を確認するようになります。
引き渡し終わってからでも対処して貰えることもありますが、建具の不具合やキズ、図面と違うなど、工期が掛かる内容はこの時点で発見したいものです。
施主検査は、家が完成し、家の美掃が完了した後に行われます。
大体引き渡しの1~2週間前となるでしょう。
施主検査で準備する物
測量用の工具などは、メーカーから貸してもらえる場合もありますが、できれば事前に準備しておきましょう。
我が家が施主検査で準備した物
- 家の図面(間取り図と電気配線図)
- メジャー
- 水準器(あれば)
- マスキングテープ
- メモ用紙・筆記用具
- カメラ(スマフォ可)
家の図面
間取り図通りにできているのか。電気配線は希望通りにできているのかを確認するために、各種図面は必須です。
要望したコンセントの種類や色でできているのか、取付位置は問題ないのかをチェックしていきましょう。
メジャー・水準器
必須ではありませんが、あった方が便利です。造作をお願いした棚のサイズや設備や建具の位置関係などを測るのに必須となります。
また、引き渡しまでの期間でカーテンや家具の購入を予定しているのであれば、実際に測っておいてもいいでしょう。
マスキングテープ
施主検査では、クロスから建具まで様々なところを確認していきます。気づいたところには、マスキングテープを貼ってチェック漏れが無いようにしましょう。マスキングテープで表示していた方がハウスメーカーにも伝わり易くお勧めです。
マスキングテープは、100円ショップで購入可能です。
カメラ・筆記用具
気づいたところは、どんどん写真を撮っていきましょう。メモ用紙や図面に内容を書き込んでおいても、非常にたくさんの場所を確認するので、後からメモを見ても『?』ってなる事も考えれます。
写真で残して、後から見ても分かるようにしておきましょう。
施主検査チェックポイント
では、施主検査ではたくさんの箇所を点検します。
検査がしやすいように午前や正午の明るい時間に開始するのがオススメです。
- 建築図面との整合
- 基礎コンクリートやタイルにヒビ・カケ・割れがないか
- フローリングは綺麗に貼れているか。浮きやキシミが無いか
- 建具の稼働状態。スムーズに動作するか。鍵は締まるか
- コンセントの設置位置、種類、個数
- 照明の点灯確認。色や種類は合っているか
- 壁紙の仕様は合っているか。浮きや剥がれが無いか
- 要求したオプション設備は付いているか
- 建具、壁紙、設備にキズや汚れが無いか
施主チェックは、見る場所が沢山あり過ぎて時間と労力が必要です。
チェック漏れを少しでも無くせるようにポイントを押さえてチェックしていきましょう。
建築図面との整合
図面と見比べて施工に間違いがないのかを確認していきます。
- 窓の大きさや種類は合っているのか
- ドアの開き方は図面通りなのか
- ストッパーは付いているのか
- 電気配線図は合っているか
- 照明の場所や種類、色、点灯確認をする
図面と相違があれば、修正に入りますが、大きな変更のため工期が必要になります。できる限り引き渡し前に終わらせておきたい内容となるため、重点的にチェックしておきましょう。
建具や設備の確認
建具や設備の状態を確認するのも重要です。
- ドア、窓、収納などの開閉はスムーズにできるのか
- 床から変なキシミ音がしないか
- 建具や装備にキズはないのか
- 巾木や設備との間に隙間は無いのか
- 注文通りの仕様で取り付けられているか
- フローリングの目地の向きや造作品の寸法は合っているのか
クロスの確認
壁紙は、引き渡ししてからも乾燥や多湿で変化します。極力トラブルの無いように事前におかしな点は指摘しておきましょう。
- クロスの浮きや剥がれが無いのか
- ノリは除去できているか
- アクセントクロスなどの仕様は合っているか
- 角部などのクロスのつなぎ目は問題ないか
この3つの項目は特に重要なポイントなので、入念にチェックするようにしましょう。
我が家の施主検査時の指摘項目
最後に我が家が施主検査時に指摘した項目を紹介します。
① 玄関照明のカラー
我が家の外壁は黒なので、玄関のダウンライトもブラックを選択していました。しかし、付いていたのはホワイト。
すぐに色変更をお願いしました。
② 建具キズ
玄関ドアのすぐ横に大きな傷がありました。玄関や1階の部屋には荷物を搬入する機会が多いので、キズの入るリスクが高くなります。1階は特に念入りに確認しておきましょう。
③ コンセント
玄関ホールに洗面台を造作しており、鏡の照明に連動できるスイッチ連動型のコンセントをお願いしておりました。
しかし、工務店の伝達ミスでスイッチが付いていない状態だったので、取付をお願いしました。
④ 壁掛けテレビ用コンセント
コンセントの位置が悪く、壁掛けテレビの金具とコンセントが被ってしまい、コンセントを指すことができませんでした。
位置修正で対応して貰っています。
⑤ カップボードや洗面台と壁の隙間
台と壁の間に隙間がある状態でした。水や埃が入ることが嫌だったので、コーキング処置をお願いしました。
まとめ
今回の記事は、施主検査の方法について紹介しました。
もし、施主検査に自信が無い場合は、第三者機関(ホームインスペクション)にお願いする手もあります。
引き渡し後に次々不具合が発生して後悔しない為にも、施主検査のポイントを押さえて、できる限り改善できるようにしておきましょう。
- 夫婦や祖父母など人手があると新たな発見がある
- とりあえず気づいた事は、メーカーに言う
- 間取り、電気、建具、設備は特に念入りに
施主検査は、引き渡し前の大事なポイントです。
後悔しないようにしっかりポイントを押さえて臨みましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。