どうも!ema男です。
我が家は、地域密着型の工務店で家づくりをしました。注文住宅の依頼先には、”ハウスメーカー”と”工務店”があります。その中でも双方にハイコスト・ミドルコスト・ローコストのメーカーが存在し、各社それぞれ建築工法や使っている素材、アフターサービスなどに違いがあり、その違いが坪単価に影響しています。
家は、高価であり何十年も住む物なので、家づくりをお願いするハウスメーカー選びはとっても重要です。契約してから後悔しても遅いので、ポイントを押さえて自分達に合ったメーカーを選べるようにしたいですよね。
- 家づくりを工務店とHMで迷っている
- 家づくりの前に注意することを知りたい
- それぞれのメリット、デメリットを知りたい
この記事では、家づくりをする上で注意することと、工務店とHMの違いを説明します。また、最後に我が家が工務店を選んだ理由も紹介させて頂きます。これから家づくりを控えている人は、どこが自分達に合ったメーカーなのかを決める際の参考にしてみてください。
家づくりで注意すること

家は一生ものです。家を建てる上でみんな後悔したくありませんよね。
「毎月の返済額が家賃変わらない」「家にお金をかけたくないから寝れればいい」という理由で、安易に安いメーカーを選ぶのは控えましょう。
- キッチンなどの仕様が安いので使いにくい
- 安い仕様なので、数年で故障する
- 安い外壁材を使っているので、コケや錆、水漏れが数年で発生してしまう
- 食洗器などの生活が家事楽になるオプションが無い
- 断熱性能が低く、電気料金が高くなる
- 耐震等級が低い
- 数年でドアのガタツキなどの不具合が発生する
- 結露などが発生し、カビがすぐ発生する
- 契約時は安いが、オプション費用が高い
- 数年後、建てたメーカーが倒産している
大手HMや規模の大きな工務店では、大量発注や作業標準化をして、品質を落とすことなくコスト削減(契約者へ還元)に努めているメーカーもたくさんあります。工務店をはじめローコストメーカーはたくさん存在しますが、依頼するメーカーを慎重に選定して、上記のような不安をなくしましょう。
家づくりでどんなことをしたいか?
家を建てる上で何かこだわりはありますか?施主が何に重要度を置いているかで依頼するメーカーが決まってきます。

私は、気密性に優れた床暖房完備の高性能な家がいいな!



俺は、地震が怖いから鉄骨の頑丈な家がいいかな!!



私は、将来のメンテナンスのことを考えてタイルがいいかも。。。
このような考えの場合は、知識と実績が豊富な大手ハウスメーカーがいいでしょう。地域の工務店で鉄骨やタイルを使っているところはなかなかありません。実績が多く、標準化ができているハウスメーカーで建ててもらうことをお勧めします。
我が家が家づくりで重視したこと


我が家は、地元の工務店で家を建てました。ハウスメーカーと比較して、工務店のメリットが我が家には大きかったこともあり工務店での家づくりを決めました。家は既に完成していますが、工務店を選んだことに全く後悔はしていません。
- 自由設計がいい
- 木造住宅を考えている
- 柔軟な対応をしてくれる
- オシャレだけど費用は抑えたい
ハウスメーカー選びは、難しいです。
メーカー独自の仕様に拘るのであれば、メーカー決まってきますが、見積り額で判断するのは、非常に難しいです。
トータル金額だけで、比較しても各社それぞれのメリット・デメリットや標準仕様となっている建具の種類があり過ぎて実際の原価が分からないからです。自動車のように車体・グレード・オプションではっきりしている場合は、判断しやすいのですが、素人では家の相場は本当に分かりません。またメーカーについても自動車業界では比べ物にならないくらいのたくさんの会社があります。
今回は、大枠の工務店とHMで比較してみますしょう。
工務店とは何?
住宅を建てるメーカーには大きく分けて、ハウスメーカー(HM)と工務店の2種類あります。
ハウスメーカーは、誰もが知っているような全国規模の有名なメーカーです。ハイコストで言えば、「ヘーベルハウス」、「大和ハウス」など。ローコストで言えば、「秀光ビルド」、「アイフルホーム」などが有名です。それに対して工務店は、都道府県や市町村単位で工事を請け負う業者となります。中には、県をまたぐような大きな工務店やハウスメーカーを抑えて県でNo.1着工数を持つ工務店も存在します。小規模な密着型の工務店やハウスメーカーに匹敵するような大きな工務店、フランチャイズに加盟してコストを抑えている工務店など様々です。
ハウスメーカーと工務店の違いについて
では、ハウスメーカーと工務店の違いについて考えていきましょう。比較する項目は8項目あり、それぞれにメリット・デメリットがあります。メーカーを選ぶ上でそれぞれの特徴を把握して、自分達にあったメーカーを選択しましょう。
比較表【大手HM・工務店】
ある程度の目安となるように比較表してみました。
工務店 | ローコスト大手HM | ハイコスト大手HM | |
価格 | △~〇 基本的に低価格 デザイナーによる高価格な工務店もある | △~〇 低価格 オプションで高くなる場合も | ✖ 高価格 |
ブランド | ✖~△ 全国規模の知名度無し | △ 全国展開&全国へ宣伝 | 〇 TVCMで超有名なメーカー |
自由度 | 〇 自由設計が多い | ✖~△ 規格住宅の為、自由設計にすると割高 | △~〇 ある程度は自由設計 |
工期 | ✖ 会社規模によるが基本的に長い | 〇 標準化で工期は早い | △~〇 標準化で比較的早い |
品質 | ✖~〇 会社によるバラつきが大きい | △~〇 基本的に高い | 〇 実証実験が豊富で品質はかなり高い |
実績 | ✖~△ 会社規模による | 〇 全国に支社があり実績多い | 〇 全国に支社があり実績多い |
保証 | △~〇 会社によるバラつきが大きい | 〇 手厚い保証 | 〇 手厚い保証 |
倒産リスク | ✖~△ 会社規模によりリスクがまちまち | 〇 低い | 〇 低い |
ハウスメーカーがオススメなのはこんな人
家づくりにおいて、冒険をしないのであれば、性能・品質・アフターに優れた大手ハウスメーカーがいいでしょう。大手ハウスメーカーは、全国展開しているため実績も多く、OBの意見もたくさん聞くことができます。品質や保証体制が安定していて、将来安心して暮らせる無難な家を建てたいのであれば、ハウスメーカーをオススメします。
工務店がオススメなのはこんな人
費用を抑えたい。自由度が高い方がいい。デザイン性の高い家を建てたい。土地を吟味しながら家づくりをトータル的に依頼したい。などの要望がある場合は、工務店がオススメです。大手HMと違い融通が利く工務店もあるので施主支給品しながら、費用を抑え、自分たちのオリジナリティを出すことができます。しかし、工務店を選ぶ場合、自由度が比較的高くなりますが、拘りを持ち過ぎるとオプション費用で高額になってしまうので注意が必要です。ローコスト重視であれば、ローコストの大手HMも選択肢に入れましょう。
また工務店は自由設計だけではありません。フランチャイズに加盟している工務店で規格住宅を建てることも可能なのです。工務店は地域に密着している分土地勘があり、人気の土地を持っている工務店もあるかもしれません。規格住宅にしてトータルコストを下げることも可能です。
工務店は、会社によって規模が違います。大手HMのように安心して任せれる会社もありますが、倒産リスクが高く、保証体制が軟弱な会社も存在します。工務店のホームページや実績を見て、家づくりを任しても大丈夫なのかを判断することが大切です。
まとめ【工務店を選ぶ時のポイント】


工務店は、ハウスメーカーよりも規模が小さいため、費用を抑えることができます。同じ家を建てた場合、宣伝広告費や人件費の差でハウスメーカーが割高になります。しかし、ハウスメーカーのように人員の教育が行き届いていない工務店もあるので、営業や大工の技量にバラつきがある会社も存在します。工務店を選ぶ場合は、ポイントを押さえて工務店を選ぶメリットを最大限に活かしましょう。
工務店選びのポイント
- 工務店の実績は確認する
- 完成見学会などを積極的に行っている工務店を選ぶ
- 倒産に対しての保証に加入しているのかをチェックする
- 口コミや建てた人の意見を参考にする
- アフターサービスの内容について確認する
- ローコスト大手HMもあることを念頭に置いておく
工務店は、自分だけのオリジナルの家を建てることができます。しかし、倒産リスクであったり、大工の技術バラツキが大きい場合もあります。契約する前にポイントの内容は、しっかり押さえておきましょう。今回紹介したポイントを押さえて、自分達に合ったメーカーを選択するようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。