どうも。ema子です。
2023年8月で我が家は、2年目を迎えました。2021年8月末から太陽光が稼働して、2023年9月で約2年分の売電データが集まったので、我が家の実績を紹介します。
我が家の売電額は、19円/kWhです!
2023年の売電額は、16円/kWhに下がっていることもあり、導入を迷っている方もたくさんいると思います。
電気代が高騰だからと下調べ無しに導入してもダメです。
我が家の太陽光8.3kwの実績から16円/kWh(2023年度売電額)だった場合の収益についても紹介するので、参考にしてください。
条件さえ整えば、売電額16円でも元が取れます!それでは、行ってみましょう。
- 太陽光の導入を検討中
- 8.3kw積んだ太陽光の実績を知りたい
- 2023年の売電16円の場合に損しないのかを知りたい
我が家の太陽光スペック
おさらいとして、我が家のスペックを紹介します。
我が家は、コスパ重視で海外製の太陽光メーカーを選択しました。
メーカー | カナディアンソーラー |
パネル容量 | 335W*25枚=8.375 KW |
パワコン容量 | 5.5+3.0 KW |
屋根形状 | 南向き片流れ |
売電価格 | 19円(FIT10年) |
導入費用 (1KWの単価) | 148,740円 (0.7%金利で167,747円) |
1kwあたり14万8千円で導入しています。これに我が家の住宅ローン金利を適用すると16万8千円になります。
売電量のシミュレーションする場合は、住宅ローン金利を適用して計算するようにするとより正確なシミュレーションになります。
8.375kwで換算すると | 1,245,698円 |
ローン金利0.7%を適用すると | 1,404,881円 |
太陽光を導入する場合は、訪問販売などの業者ではなく、一括見積で優良業者を選ぶようにしましょう。
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トータル2年の売電実績
太陽光を導入して丸2年の我が家の売電実績を公開。
年間の電気料金は、太陽光の売電で全てまかなえています。
2021年9月から売電が始まり、2023年8月までの累積を計算すると、売電だけで375,554円の売電実績となりました。
余剰売電契約なので、昼に使った電気は、売電から差し引かれます。実際に使用した電気料金をプラス収支で考えると、2年間で115,380円となります。これに売電額2年間分を足すと、490,961円となりました。
電気料金としては、2年間で363,704円支払っているので、太陽光を導入したことによって、2年間で127,257円のプラスとなったと言えます。
因みに口座に振り込まれる売電料金だけで計算すると、11,850円のプラスです。
売電額 | 自家消費額 | 支払った電気料金 | 収益 | |
---|---|---|---|---|
1年目 | 189,571円 | 58,441円 | 168,797円 | +79,215円 |
2年目 | 186,010円 | 56,939円 | 194,907円 | +48,042円 |
累計 | 375,554円 | 115,380円 | 363,704円 | +127,257円 |
2023年は、電気料金の値上がりで売電と買電の差異による収益が大きく落ち込んでいます。
こちらが、2年間の月別詳細のグラフとなりますが、2022年年末から2023年年始にかけての買電額の上昇が大きいです。
1年目は、2ヶ月(1月と2月)がマイナスとなっていましたが、2年目では、12月~2月までの4ヶ月がマイナスとなりました。
トータルでみると光熱費はプラスとなっていますが、電気料金の値上がりは家計を圧迫しているのが分かります。
トータルで見ると太陽光で電気料金をまかなえているので太陽光発電は、電気料金の値上げとなった現在は、家計にとって必要不可欠な設備といえますね。
売電額19円のシミュレーションとの差異
太陽光を導入する前に、必ずメーカーの方でシミュレーションをするようになります。優良業者であれば、居住地区や屋根の向き、日照時間などの条件を参考に導入する家屋にあった売電額を算出してくれます。
では我が家の太陽光2年目の実績とシミュレーションの差異はどうなのでしょうか。実績値をまとめたいと思います。
余剰売電価格 | 自家消費額 | 効果金額 | 損益分岐点上振れ額 | |
2年間の実績 21年9月~23年8月 | 375,581 円 | 115,379 円 | 490,960 円 | +209,984 円 |
メーカーシミュレーション 60%余剰売電 | 245,920 円 | 250,236 円 | 496,156 円 | +215,180 円 |
メーカーシミュレーション 80%余剰売電 | 327,894 円 | 125,118 円 | 453,012 円 | +172,036 円 |
セルフシミュレーション 100%売電 | 299,330円 | 0円 | 299,330円 | +18,354円 |
損益分岐点の考えた … 我が家の太陽光導入費用は、 1,404,881円(金利考慮)。この投資費用を10年間のFIT期間中に全て払い終わる想定で10年で割って、140,488円と設定しました。
太陽光を稼働してから、2年間が経過しましたが、実績を見ると+209,984円の上振れとなっています。更に売電した金額だけで計算しても、+94,605円の上振れの結果となりました。
メーカーが予測するシミュレーションと比較しても、シミュレーション以上の成果になっており、2年間の運用実績としてはまずまずの結果ということになります。
売電額が16円になった場合に損はしないのか?
今は、売電額が16円に下がっているけど、今付けるのは損するのかな?
売電額は毎年数円ずつ値下がりをしています。
我が家は、2021年に契約をして19円の売電だったため、プラスの結果となりましたが、2023年以降に契約した人は得するのでしょうか。
我が家の実績を元に売電額16円に置き換えて計算したいと思います。
我が家が売電16円になった場合の収益
売電額 | 自家消費額 | 支払った電気料金 | 収益 | |
---|---|---|---|---|
1年目 | 159,638円 | 58,441円 | 168,797円 | +49,282円 |
2年目 | 156,640円 | 56,939円 | 194,907円 | +18,672円 |
累計 | 316,278円 | 115,380円 | 363,704円 | +67,954円 |
売電額が3円下がると収益への影響は大きいですね。
でも、16円になってもプラスになる事が分かりました。
我が家の実績を元に、売電額を16円に変更して計算してみましたが、収益がマイナスとなることはありませんでした。
結論
- 売電額16円でも昼間の使用分を含めればプラスになる
- 電気料金高騰する前(2022年)では、余剰売電だけでプラスになる
太陽光の導入費用が下がっていれば、更にハードルは低くなりますね。
2年間の実績から損益分岐点を計算
太陽光は100万円以上する高価な物です。導入しても売電で設置した費用分の電気を売れなくては意味がありません。
設置容量8.375kwで売電価格19円の我が家が何年後に投資費用分を稼ぐ事ができるのかを2年間の実績から算出してみました。
売電額19円【我が家の損益分岐点】
今回まとめた2年分の実績では、メーカーシミュレーション以上の発電が出来ています。昼に発電した分の自家消費もプラスと考えると、約6年(残り4年)で元を取ることができます。
実際に口座への入金がある売電額だけで計算しても8年(あと6年)で元が取れることになります。8年目以降の売電は、完全にプラスと考え、FITが切れるまでの2年間で40万近くを稼いでくれるため蓄電池用の費用を貯める事ができそうです。
売電額16円【2023年から売電した場合の損益分岐点】
売電額が19円であれば、FIT期間中に太陽光の投資費用が回収でき、かなりのプラスとなる事が分かりました。
では、2023年に契約して売電額が16円だった場合は、どうでしょうか?
我が家の実績を元に計算した結果がこちらです。
自家消費分も売電のプラスと考えると、約7年で元が取れる計算となりました。
そして、実際に通帳への入金がある売電だけで見ると、約10年で元が取れる結果となりました。
太陽光発電で損をしない方法
太陽光で失敗しないためにも、信頼できるメーカーでしっかりシミュレーションして貰ってから採用を決める必要があります。太陽光の発電条件には、パネルの数だけで無く、たくさんの条件が複合されて発電量として出てきます。
- お住まいの地域の環境(年間の天候、気温、雨量)
- 住居周辺の環境(日光を遮断する物がないのか)
- 屋根の向きや角度
- 日照時間
太陽光は、長野県や山梨県などの内陸部、四国地方や東海地方などの太平洋沿岸部が最も発電に適しています。逆に日本海側などの雪が多い地域は、冬場の発電量が下がってしまい採用が難しい地域となっています。
更に、発電量が期待できる地域に住んでいても、住宅周辺の環境や屋根の状態で太陽光パネルに当たる日照時間が変わってくるので、新築時に太陽光を付けることを考慮した住宅にする必要があります。
後で取り付ける場合でも、太陽光の費用や適性なシミュレーションで損をしないようにすることは可能です。
体験談
以前、新築(太陽光無し)した義妹の家に太陽光の訪問販売業者が来ました。義妹夫婦は太陽光の知識が無いので見積りの相談を受けたのですが、ハッキリ言って雑なシミュレーション結果で、見積書も高額だったことを覚えています。
我が家より少ないパネル搭載数で、費用が3倍ぐらいする高額な見積りでした。それに出精値引きで「-100万円」という文字が…
国産でしたが、あまりに定価が高額過ぎて全く信用が出来ない見積りでした。更に、屋根が西向きなのに南向きの我が家と同等の発電シミュレーションだったので更にビックリです。
シミュレーション通りの発電は期待できないのですが、10年間の最低発電量保証で落としどころを作っているようにしか思えない見積りでした。義妹夫婦は、最低保証に魅力を感じたみたいですが、そもそも我が家より3倍近い見積りなので、最低保証料の分も支払い額に入っていたと思います。
結局、私が反対して契約しなかったわけですが、訪問業者は危険と確信した体験でした。
太陽光を導入するにあたり、優良業者選びは最も重要です。1社での比較では、騙される可能性もあるので、太陽光で失敗しない為にも一括見積で優良業者を見つけましょう。
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まとめ
今回の記事では、我が家の2年間の売電額の実績を紹介しました。8.725kwの太陽光発電を設置しましたが、メーカーシミュレーション以上の売電実績を達成することができています。これも太陽光を導入する前に念入りにセルフシミュレーションしたり、最適な太陽光メーカーを選択できたからと思います。
セルフシミュレーションはコチラの記事を参考にしてください。
太陽光を付けるのであれば、FIT期間中に設置費用を回収できることを1つの条件にしていると、太陽光の設置費用で赤字になる事はありません。
2023年から太陽光発電を始めても、優良業者を選べば損はしません。たくさんある業者の中から、最適な業者を見つけ、電気料金高騰での家庭への負担を対策をしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。